愛媛県歴史文化博物館の太鼓台

愛媛県歴史文化博物館の太鼓台
（旧久保田太鼓台）

新居浜市久保田太鼓台
前後四本のかき棒を中心に四本柱を立て、その中に太鼓
を置いて、まわりに飾り幕を巡らせている。上幕には阿形
の飛龍、鷲と獅子、三層楼閣の仁政殿、御殿を、別名高欄
幕と呼ばれる下幕には金比羅旭殿と龍神の頭部などが金
糸で装飾されている。屋根には赤色の平蒲団が八枚重ねられ、
その上を赤白青三色の天幕が覆っている。また蒲団部の
周囲には昇龍と降龍の布団締めが付けられ、四隅からは大
房が垂れている。この太鼓台の飾り幕は、平成元年に藤野
正千代縫師が制作したものである。
　　　　　　　　　　　　　　　　愛媛県歴史文化博物館資料より